にっきい

遥かな時代の階段を 4K デジタルリマスター版のにっきいのレビュー・感想・評価

2.8
濱マイクの連絡先は045-251-1815。

この前観た『我が人生最悪の時』の続編。
どうやら濱マイクシリーズ全部再上映するらしい。

川は白い男のもの、って話し。
前作は白黒で邦画のハードボイルド探偵ものとしては割と面白いと思ったんですが、今作はイマイチ、いやイマニかサンくらいかも?
冒頭は前作と同じで濱マイクが横浜黄金町の日劇と言う映画館の2階に住んでるのを観せて、逃げたペット探しと言う簡単な仕事から更に大きな事件に巻き込まれる展開。
海外の探偵ならいざ知らず、捜査権も逮捕権も無い日本の探偵が事件を解決する事は出来ないし、その辺はギリギリリアリティある展開でした。
と言ってもヤクザが結構簡単に人殺したり、絵に描いたような汚職警官が出てきたり、白タクの運転手が護身用の銃持ってたり、エンタメ的な部分もありますが。
前作で何かと邪魔をしてた麿赤兒演じる汚職警官は余り出番無し。
こいつはホンマに嫌な奴なんで良いんだけど。
濱マイクの親友の白タク運転手星野くん(南原清隆)は良いキャラなのに出番が少なかったのが残念。
序盤はテンポ良いんだけど、白い男に関わりだしてからテンポが悪くなった。
濱マイクの死んだ事になってた母親が実は生きててストリッパーで、当時46歳の鰐淵晴子さんのセクシーダンス観せられるのは…。
取り敢えず股開くな。
前作で台湾系マフィアと韓国マフィアが抗争してたけど、その話しは今回お休み。
台湾系マフィアのボス佐野史郎が政治家目指してて選挙活動ばかりして、ほぼ本編には関わって来ませんでした。
そうそう、母親がストリッパーで子どもを捨てて出て行ったのは今回分かったんですが、ついでに濱マイクすら知らなかった父親の正体も分かります。
今作の話しの流れだと、最初からバレバレなので驚きは無かったですが。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2023年8月20日
鑑賞回:10:10〜12:05
劇場名:MOVIX京都
座席情報:シアター⑨ J-11
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:102分
備考:リピーター割引
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