サプライズ

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のサプライズのレビュー・感想・評価

3.9
しずかちゃんはクビ

前作「〜空の理想郷(ユートピア)」のあまりの面白さから、すっかりトリコになってしまった映画ドラえもん。しかも今回のテーマは音楽!ってことで、期待値激高。初日の初回で見て参りました。ストーリー、メッセージとしては断然前作の方が優れているけど(比べるのも酷な話だけど)、音楽がテーマなだけあってこれまでのどのドラえもんより、映画館で見るべき映画になっていたと思う。今回だけでもIMAXで上映して欲しかった。

冒頭のいつもよりジャイアンに対して辛辣なスネ夫、バイオリンを担当外にされたしずかちゃんだったりでもう笑える。無駄に規模感がデカくなったり、悪にメタファーを感じず面白味が無かったりと気になるところは多いんだけど、笑える箇所は多いし、何よりラスト間近のたった10秒でめちゃくちゃ感動してしまった。これはズルい。急にぶっ込まれたら鳥肌立ってしまうじゃないか。締め方も良くて、Vaundyも最高にハマっていたし、音楽映画としては文句無しの出来だった。てか、吉川晃司の声カッコよすぎ。

2024-60
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