フレッシュ

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のフレッシュのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

90周年で音楽がテーマで主題歌vaundyというので、そこそこ期待しながら子供と一緒に観に行ったのだが。
子供と一緒に映画を観るという体験としてはいい機会だったものの、作品としてはなんとなくうーん…と首を捻ってしまう設定であまり面白いとは思えなかった。

自分の中で一番引っかかっているのは、のび太たちがあれくらいの練習で上手くなってしまう事で、ひみつ道具のサポートあれど、あくまで練習が基本だよというくらいの道具でしかないのにかなり短時間で上手くなったという設定だし、とはいえそこで演奏される音楽はもちろんプロの演奏家がならしているのだが、そんなもんでそんな大きな影響力持つの…?と感じたし、あれじゃあ楽器を死ぬ気で練習してる人たちに申し訳ない…と感じてしまった。
だったらそもそももっと上手い人たち連れてくればいいだろうが、それをやっちゃあ物語にならんわな、という部分でもはや自分としては物語の動機が揺らいでいるのでどのように物語が展開してもあまり入り込めなかった。

一番印象に残ったのはオープニングのアニメーションかな。あれは結構良かった。

今までみたいに戦うにしても武器ではなく音楽で、というのは現代的なように思えるけど、一方で相変わらずジャイアンはスネ夫を普通にぶっ飛ばすし、じゃあ音楽で戦うというのも別にそういう現代的な配慮というわけでもないのか、と思うとなんとも…。

服部さんの本格的なオーケストラの音楽が聴けるのは良かったが、個人的にはそれほど良い曲という感じでもなく、そういう意味でも首を傾げてしまった。
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