つき

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のつきのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

長男(12歳)がはじめて友達と観たいと言い出した映画。
そのため子供達4人と、私と次男という離れた位置に座っての鑑賞になったけれど、長男の友達が「え?めっちゃ観やすい席とってくれてる!」と喜んでいたから、まあよかった。

いつもの入場特典のミニブックに、どの秘密道具からお話を組み立てたのか、というのを描いてくれている。
それを読んでいて見たけれど、最後のところは小学生にはちょっと難しいのでは、、、となりました。我が家のぼんは2人とも分かりませんでした笑
でも、なによりも楽しかったの思い出が一番。

たった一場面差し込まれた戦場の場面。
あんな凄惨な日常にも、音楽はある。
その事実に涙が込み上げてきた。

地球に降り立った双子の1人の紡ぎ続けた音楽が、恐ろしく時のたった今、たったひとりの双子に届き、その孤独を癒す。
星の光のように、放ったひとは分からなくても、どこかで受け取った人が救われることがある。といい。
のび太くんのぐうたらや、だめだめなところが、世界の危機を呼び寄せ、そして救う。
まるでなかったこと、になったようなラストだけど、この失敗があったから引き寄せられたミッカと仲間との再会(予定)やロボットたちの目覚めだったのだから、やっぱり彼の駄目さは必要なものなのだろう。

藤子先生が亡くなってから、オリジナルのお話はいくつか作られたけれど、こうして先生のやさしいつよさをいつまでも根にして作っていって欲しい。
子供が見に行かなくなっても、私一人で観に行くから。
つき

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