音楽は地球を救う！
どうやってもリコーダーが上達しないのび太を個性として捉えた音楽映画の新境地。
ドラえもんのピンチに必死で音楽で貫くのび太の姿に目頭が熱くなった。
ただ見せ方という意味では新鮮だったものの、ストーリーには引き込まれず。
ってかみんなが何と戦ってるのか、何のために戦ってるのかが弱いんですよね。
今回の映画のヴィランにあたる敵が地球を狙った動機がもっと地球の人間の負のオーラに引かれてやってきたとか、もっと明確なものが欲しかったですね。
しかもクライマックスのみんなで力を合わせてみたいなお決まりのような展開はいいんですが、危険が迫っているような危機感が感じられないのでこちらの気持ちも乗っていかない。
まぁ子供向けの映画だからと言われればそれまでなんですけどね。
なんだかのび太がリコーダー苦手でそれを克服するきっかけとしての音楽をテーマにして、音楽の国や音楽にまつわる敵を登場させたって感覚があって、音楽映画が好きな分、もっと気持ち乗りたかったというのが正直なところです。
大好きな芳根京子もボイスアクトで出ていましたが、出番少なめでしたね。
〈キャスト(声の出演)〉
ドラえもん(水田わさび)
のび太(大原めぐみ)
しずか(かかずゆみ)
ジャイアン(木村昴)
スネ夫(関智一)
ミッカ(平野莉亜菜)
チャペック(菊池こころ)
タキレン(チョー)
モーツェル(田村睦心)
歌のおじいちゃん/漫才師/バンドメンバー(加賀壮也)
漫才師/バンドメンバー(加賀翔)
ミーナ(芳根京子)
ワークナー(石丸幹二)
マエストロヴェントー(吉川晃司)
ロパロ/音楽の先生(悠木碧)
ネコ/ラジオDJ(天月)
バンドのボーカル(Vaundy)
※2024年新作映画33本目
※2024年劇場鑑賞32本目
