ソニア

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のソニアのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

旅先の松本市でVIVE AUDIOにて鑑賞。
周りはみんな子連れだった

劇場でドラえもんを観るのはのび太の恐竜2006以来な気がするのでなんだかとても懐かしくなった。

本作は「人生における音楽の重要性」について語っており、音楽の授業が苦手で「音楽なんていらない」と願うのび太の成長が描かれていく。

映画館にて配られた特典冊子には過去の短話が綴られており、各話に登場する秘密道具が本作でも活躍するので、冊子は上映前に読んでおくとより楽しめる。

率直に面白かった。音楽が好きというのもあるが、話としてはよくまとまっており、伏線回収も念入りでとても気持ちよかった。
個人的に好きなシーンはぶっ壊れたドラえもんを触ろうとしたのび太にドラえもんが「エッチ!」というシーン。これは「のび太と雲の王国(1992)」で壊れたドラえもんと全く同じシチュエーションとセリフで、笑うシーンなんだろうけど、めちゃくちゃ感激してしまった。

ただ映画オリジナルキャラとのび太一行の絡みが少し弱かったように感じる。愛着が湧くキャラではあったのだが、もう少しじっくりと仲を深めて欲しかった気がする。
ラスボスに関しても同様で、もっとインパクトのある、信念を持った感情移入できる敵が欲しかった。ワンニャン時空伝のネコジャラみたいな。
これらを全て行うととても子供が集中できる時間に収まらなくなってしまうので、多少仕方なさはあるかもしれない。

ラストは葉加瀬太郎が監修の圧巻の一曲が流れ、それを観るだけでも本作を映画館で観る価値がある。

繰り返すが映画館でドラえもんを観れるのはとても幸せな感覚だったので、来年以降も観たいと感じた。

エンドロール後に来年の映画の予告が流れる。ローブを着たドラえもん…夢幻三剣士か…?
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