tetsu0615

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のtetsu0615のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

安定したドラえもん映画でしたな

前作をアマプラで見たので今回は劇場にて鑑賞

前作よりも強めなメッセージ性とかはあまり感じなかった印象ではあったが、音楽をテーマにしたドラえもん映画としては新しい試みもあり、全体的に楽しげな雰囲気が漂う印象

前作を見た影響もあり、音楽の星の人物たちは味方で良いのかと思ったりもしたが(笑)、普通に救わないといけない存在であり、構造としてはシンプル

のび太が中心となり、新たな世界の人物と出会い音楽がエネルギーとなる世界への冒険、次第に明らかになるその世界が滅びた経緯と地球にも迫りくる脅威に立ち向かっていくのび太たちという感じ

あらかじめ日記というある意味では危険な道具がキーアイテムであり、危険をもたらすと共に最良の結果をもたらし、伏線回収としての存在も果たす。

のび太の出す独特の「の」の音が音楽の星を救う最後の音だったという展開にはまあまあツッコミしたい気持ちもあったし、相変わらずドラえもん、〇〇使えよとか言いたいのは相変わらずだったりもするのだが、そこは置いておこう(指の関係で楽器演奏がムリなのだろうが、コエカタマリンでもはや物理攻撃なのは笑ったが)

敵のノイズ、スライム状の存在に音楽が苦手ということで若干ヴェノム(シンビオート)を思い出せなくもないと個人的な感想(あちらは特定の周波数だったはずだけど)

のび太がドラえもんを救おうと涙ながらに演奏する姿には感動するものの、そこまで盛り上がりに欠ける印象だし、世界的歌姫という伏線も回収不足感。いっそのこと、最後は地球の音楽を奏でる人々の力を集めるような展開(元気玉みたいだが)とかでも良かったような?

普通に見る分には文句はないが、ツッコミ処も多いのでどう楽しめるのかがカギになりますな
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