よてぃ

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のよてぃのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

一言で表すと音楽サイコー!でした。
以下、長文レビューになります。


今井一暁監督の記念すべき3作品目の映画ドラえもん作品でした。
1作品目の宝島が個人的にかなり気に入っている作品だったので、見に行くのが楽しみでした。
結果、非常に素晴らしい映画ドラえもんになっていたかと思います。

映画ドラえもんを見るうえで個人的に大事にしているのが、以下の3点になります。
1.ワクワク度
2.シナリオ(成長要素)
3.演出、音楽

本作は、特に「演出、音楽」に関してが最高でした。
音楽がメインテーマになっているため、あらゆる面で表現されていました。
他の方のレビューでも取り上げられていますが、終盤の地球交響楽は映画ドラえもんの中でもトップクラスによかったです。
のび太達だけではなく、地球のすべての人の力を合わせるシーンがあるのは、ドラえもん作品でもかなり新鮮な気持ちで見ることが出来ました。
OPの演出も「のび太の新恐竜」に通ずるものがあって、こちらも非常に良かったです。過去から現在に繋がる描写は、作中の音楽の歴史に繋がる箇所にもなっててエモさを感じました。
ノイズが出てくる際の不気味演出、ホラー映画のようなモノクロ調の演出も昨年のユートピアの良いところが活かせているよう思えました。

続いてワクワク度ですが、こちらも良かったです。
誰しもイメージできる音楽準備室から別の場所に移動するワクワク。
音楽家ライセンスの機能(成長要素、キーホルダー要素)のワクワク。
食に関する場面が少なかったのが、ちょっぴり残念でした。

最後にシナリオですが、ジャイアンやスネ夫との辛みが非常に生々しかったので、きつい人にはきついかと。中盤のファーレの修復も若干のダレがあったので、中々難しいところです。
ですが、ミッカとミーナの関係やのび太の成長要素(特に風呂場での練習)はかなり好きです。
あらかじめ日記の内容も正直先がまったく予想できなかったので、こちらも鑑賞中に楽しむことが出来ました。
よてぃ

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