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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のmのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

のび太の奏でるノイズが世界を救うお話。

リコーダーの演奏会に向けて練習に励むのび太とクラスメイト達。音楽が苦手なのび太にとって正しい音を出すのは至難の業のようで、へたっぴな音を出してジャイアン達クラスメイトに笑われてしまいます。

ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんはそれこそのび太の音を笑ったり怒ったりしますが、ちゃんと吹けるように練習付き合ってくれるのは良い友達だなぁとしみじみします。ジャイアンとスネ夫にとってのび太の出す音は輪を乱すノイズでしか無かったのに、そのノイズが後々世界を救うなんて…!

のび太はドラえもんの道具を使い、一瞬だけ音楽の無い世界を作り出してしまいます。その隙を見て、今回の敵がのび太達の街に侵入してしまい大波乱…改めてこの作品を見ていかに毎日何処かしこで沢山の音楽に触れているんだなと実感しました。

音楽をテーマにしているので、挿入曲もオーケストラの音もどれも壮大で素晴らしいです!普段サントラにそこまで興味を持つタイプでは無いのですが、つい聴き入ってしまいました。

リコーダーの練習中に今回のゲストキャラクター、ミッカと出会いミッカの住むファーレの殿堂という人工衛生を救うシーンでは、ジャイアン達の楽器レベルが上達したりする度に新しい街に行けるようになりゲーム性があって見応えありました!

今回の作品も至る所に伏線が散らばっており、大人も子供も楽しめる作品になっています。ジャイアン達にとってはのび太の出すノイズでしかない音が、今回の敵「ノイズ」を倒す音になるなんて、ちょっとかっこいいです。ミッカとの出会いで音楽に対する苦手意識を克服したのび太。そんなのび太の成長も見られて良かったです。

本当に音楽が素敵なので映画館の音響で見ることをオススメしたい作品でした!
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