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Fair Play/フェアプレーのyumaのレビュー・感想・評価

Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)
3.2
NYのヘッジファンドで働く同僚同士の恋愛ドラマ。

エミリーは17歳の頃にニューヨークタイムズの記事に載るくらい頭がキれる女性なのに対して、ルークは、要は真面目だけが取り柄?のような男性。
もう初めから頭の出来が違うもんなー。

ああいう職種は特に、机の上でお勉強したり本を読んだりしてるだけでは駄目で、人と違う考えや発想がいかに必要か、それをエミリーは持ってると、あの上司は見抜いていただろうし、しょうもない高額の通信の本なんか買ってるルークは普通の凡人だし、憧れ?それがどうした、自分に憧れている人より、自分を追い越して違う発想や新しい風を吹き込める人が会社に必要だ、いうことがボスの答えだと思う。
もちろん、ルークも合う職場にいけば才能を発揮できるのかもしれないけれど。

それにしても、日本は結構恵まれてるよね。
仕事できなくても、数字つくれないサラリーマンでも、会社は簡単にクビ切れないから、ちゃんと一人前扱いしてあげて、年功序列で家族を育てられるだけの給料がもらえるが故に、自分は仕事ができると勘違いしてる人が山のようにいらっしゃるし。(もちろん、これは仕事にやる気のない腰掛けOLも当てはまる。)だけどさ、数字とってる人とか、優秀な人がそのお荷物社員をカバーしてくれてるから成り立つんだよね。

日本の男性も80%がルークみたいな思考じゃないのかなあ。女性の成功を素直に喜べる人なんてほんとにいないと思う。
私も休みの日まで職場に出てこないといけないくらいバリバリやってた頃、同じ年の彼に嫉妬されて別れることになったもの。
正直に、自分が子どもみたいでみじめとかさみしいって言われたなぁ。ほんとうに残念な思考、、。あとは給料上げるために転職した時もあんまりいい顔されなかったなぁ。

とにかく「F⚪︎⚪︎k」ばっかり言ってるしやってるしドロドロしてるので、シリアスになり過ぎず、なんでやねん!とツッコミを入れられる余裕のある人が見るべき映画かも。
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