ひでG

Fair Play/フェアプレーのひでGのレビュー・感想・評価

Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)
3.3
本当は別作品を観る予定でしたが、一気に観る時間がギリギリだったので、いつもNetflixの初期画面で見ていた本作をチョイス。(いつも目にする「終わらない週末」も今週末あたり見るかも、、)

さて、配信作品は多岐に渡ってる(特にネトフリ)ので、一概には言えないでしょうが、本作は、「ザ配信映画!」て感じでした。
サスペンスあり、セクシーあり(いかにもサービスタイム感で)適度に社会性も備わっています。

ヘッジファンド会社(何やってるかよく分かんない💦)の同僚のエミリーとルークは恋人同士で婚約間近。
だが、エミリーが空いていた重役のポストに着いてしまう。彼氏のルークが部下になってしまいます。
それ以来、2人の仲に亀裂が生じてきます。
上司になったエミリーはルークとの恋愛は、セクハラにも当たり、公表できなくなります。

女性が会社の中で出世することは珍しくありませんが、エミリーは深夜の上司からの呼び出しやお酒の席も断らず、男性専門のナイトバーにも付き合わされます。
つまり、エミリーは男性的な旧来の働き方により地位を固めていくのです。
女性が男性的になることにより、認められていくというかたちは、昨年の「ター」でも出てきましたが、今日的なテーマなのかもしれませんね。

ただ、本作はそれらを深めるというよりは、2人の仲が崩れて行くことを覗き見することに主としているように思われます。

初めてにも書きましたが、本作は実に配信作らしいです。
つまり、サスペンスとセクシーと社会派を上手く混ぜ合わせている映画です。
サスペンス風味、セクシー味付け、社会派テイストといろんな要素を楽しめるのです。

ただし、本格的なサスペンスや社会派映画にはなっていません。
高級店の本格的な果実を使ったジュースではなく、果実風味のジュースってところかな。

それもニーズがあります。手っ取り早く安価で果実の味を味わえるのもあってもいいですね。

ちなみに、ルークは、ああなる前に、「ジェーンスーさんの相談は踊る」に相談すればよかったね😅
きっと、スーさんは、「そんな会社止めちゃえば。」て答えたと思うよ。

主演のフィビー・ディネヴァーさんはセクシーですが、やや株とかバリバリ売買するようなやり手に見えませんでした。
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