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ボブ・マーリー:ONE LOVEのtakaのレビュー・感想・評価

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
4.5
パラマウントロゴがラスタ仕様!
息子ジギーのイントロダクションで幕を開け発せられたメッセージで安心感を得る

時折回想を挟むが、1976〜78年の名盤エクソダスをリリースした黄金期をクローズアップ
ウェイラーズやアイスリーズのメンバーにはジュニアマーヴィンやアストンバレットの息子がそれぞれ自身の父役を演じるなど活躍中のミュージシャンらが担当し、完成度の高い再録2曲と素晴らしいセッションも披露
ボブの代表曲は沢山網羅されていたが少し物足りないか
クリアで迫力ある音だったのでずっと聴いていたい欲求に駆られる

どうしてもボヘミアンラプソディと比較されがちだが、音楽とメッセージの力は負けておらずレゲエ好きでない方にも響くものがあるはず

続きは「ワンラヴピースコンサート」や「ルーツオブレジェンド」で補完可能
パンフも充実していて読み応えあり



以下、感想を箇条で

コクソンドット登場シーンとオーディションで初期の名曲シマー・ダウン披露にニンマリ(リーペリーw)

一番の好シーンはエクソダスセッション!
ナチュラルミスティックのリハも生々しく、練習の鬼で妥協を許さないボブの姿が上手く表れていた

劇中でも触れてたがシンディとの不倫はエグいし人数も・・苦笑
隠そうともしてなかったしリタも怒るわけだ💢
実際はリタの黙認状態だったらしいが

早期に適切な治療をしていたらと思うと残念でならない
白人に多い癌ということでハーフであることが仇になるし、実際には無関係だけど暴力への罰としても描かれていた

馬に跨る父に拒絶されるイメージからずっと抜け出せなかったが最後にやっとジャーの救いがあってめでたし

ワンラヴピースコンサートのハイライトは見たかったが技術的にも難しいし(めちゃハイテンションなボブの再現とかw)あれで締めたのは潔かったと思う
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