たむ

ボブ・マーリー:ONE LOVEのたむのレビュー・感想・評価

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
3.0
アーティストの伝記映画ブームは継続中、ボブ・マーリーさんも映画化です。
全米での批評家からは低評価、でも1億ドル突破の大ヒット、という批評家と観客の評価が一致しないタイプの映画です。
ある種の矛盾を抱えたアーティストとして、現代であれば社会的に消されかねない部分もあるボブ・マーリー。
本作はその面も取り上げつつ、重要なのはアーティストが作品で何を訴えるか、ということです。
本作は何を訴え、達成したか、という部分を音楽とともに描き出しますが、批評的なドラマの掘り下げは、若干物足りなさを感じます。
それでも対立と暴力の時代に平和を訴えたその結果が、現代の観客にマッチしたのは間違いないと思いますね。
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