閉じたロケーションだけで進行しながら戦後の日本に確かに存在した空間・話としてカメラに焼き付いているのが凄い。流石に森山未來さんのパート以外単調すぎるだろと思うが。前半、寝床から起きてのそのそと動いてまた寝る、みたいなアクションを延々繰り返していて休日の私かと思った。
年の差が好きなみっともない性分だけど明確に年の離れた童子×大人だと普通に危なっかしさの方が勝って、倫理的な線引きが自分の中でちゃんと機能していて良かったなと変な安心感が。映画としても上手くいっていると思う。あと昔の人の土地勘ってやっぱ凄い。碌にマップもない、ネットもないのに行って帰って来て、みたいなことができる。『忍者武芸帳』とか、そういう感じの。やっぱ人間の能力って年々下がっているのだろうかと思うなど。(適当か)
