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僕と幽霊が家族になった件のchiのレビュー・感想・評価

僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)
4.0
シネマート新宿のあの大きい劇場が超満員。2週間くらい前にTwitterで超面白い台湾映画が日本公開するというツイートを見て見に行った。そのツイートを見るまで全く知らない映画だったので、呑気に当日の朝チケットを取ろうとしたら、端っこの数席しか残っていませんでした。シネマート新宿は小さい方の劇場は結構埋まっていることが多いですが、大きい方はめちゃめちゃ大きいのでポロポロ人がいるという状態しか今まで経験がなかったので、満席というのは本当に驚きでした。なんで???と思いながら見に行きましたが、恐らく3つくらいの界隈の人が集まっていたのだと思います。まず、台湾の方々。たぶんここが一番多い。中国語が至る所から聞こえてきました。台湾No.1ヒット作なので、日本在住の台湾の方々も注目だったのでしょう。そして、たぶんBL界隈の方も多かったのでは?この映画がBL映画なのか、ジャンルの区分けもわからないですし、いわゆるボーイズラブとは違うような気がしたのでBLかどうかわからないのですが、見ている最中の観客の反応的にBLとして見ている人もいたように感じました。そして、台湾映画・ドラマ、もしくは普通に映画好きの人たちが一部という感じでしょうか。

感想としては、シンプルに面白かったです。コメディですね。ラブコメ?ラブなのかよくわからないので、ラブコメではない?でも感覚としてはラブコメ。LGBTQ映画でもBL映画でもなく、コメディ映画として作ってそこにナチュラルに同性婚を入れて描いたというのは、さすが同性婚が認められている台湾。一歩進んでいます。同性婚が認められていると、こういう映画が作られるのかと感心しました。同性愛が禁じられていた台湾が舞台の「君の心に刻んだ名前」の時代から確実に台湾は変わって行っていますね。
私はBLではなくバディものとして見ましたが、いやはや面白かったですよ。MIU404のような凸凹コンビの刑事ものという感じで見ていて楽しかったです。
chi

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