ヒッチコックの映画術のへたれのレビュー・感想・評価

良かったとこ　ヒッチコック作品の独特な切り取り方
6つの切り口でヒッチコック作品の類似点を次々と見せてヒッチコックの手つきを明らかにしよう、という取り組みが面白かった。メイキングのようなドキュメンタリーではなく、ヒッチコック映画の表現手法についての評論になっている。

ダメだったとこ イタコ芸のダメさ加減
ヒッチコック自身が解説するという構成にしている意図が不明。「ヒッチコックの霊言」のようなイタコ芸になってしまっているので、内容の信憑性すら怪しく感じられてしまい、かえって逆効果だった。