このレビューはネタバレを含みます
ヒッチコックが生前録音した自身の映画語り。
※作品を最後まで観て。
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・6つの深みのある切り口で、ヒッチコック作品を縦横無尽に飛び回りながら深めていく。
以前映画をもっと知りたいと思い、映画の方法論の書籍を読んでいたことがある…具体的なシーンを読み解くプロセスは、映画の言語を知れていく気がして、毎度心躍った。
※視点が増えたことで、のちのちとても窮屈な思いをしたけれど汗
技術を知る快感もさることながら、本作ではヒッチコックを通じたエッセイという面もあり、より作品鑑賞への間口を広げてくれている。
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・何かを見聞きする際は、気になったことを2.3持ち帰ることにしている。
本作でもっとも衝撃的だったのが、孤独についてのエピソード。
ある光景を見ていたヒッチコックが、ふとポケットのライターを取り出して、そしたらライターが側溝に落ちてしまったというもの。
どうしてそんなことをしたのか。それは…孤独だったから。
この時のことが、そのまま作品表現になったという…なんて文学的!!とても個人的ではあるけれど、これ以上のストーリーはなかなか無いなと…タバコ全然吸わないけれど分かる気がするわ〜ってw
※この話には続きがあるので本作を観てみてください汗
〜中略〜
・映画の懐の深さは、観る人が各々の意味を見出せることだと思う…(妄想はよろしくないけれどw)ひょうきんな彼の口車に乗って、映画の面白さの一面を覗き見てみては?
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・15分くらいに分割して永遠にかけ流していたい感じw
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・ルック0.5
・シナリオ1.0
・役者1.0
・深度1.0