ゾロ

ナポレオンのゾロのレビュー・感想・評価

ナポレオン(2023年製作の映画)
3.5
楽しみにしてました
フランス史で一番有名なんじゃないかな?

歴史好きとしては、なるほど🧐と
こんな世界観でこんな戦いだったのか!と
映像化だけで嬉しく、見所満載で楽しめた

絶対王政から共和政を経て独裁、王政復古
対仏大同盟にナポレオン戦争
あまりにも登場人物と参戦国家が多い歴史を
3時間程度で映像化するのは無理な話

ただ、歴史知らんと何が起きてるの?と
ついていけない話かな?
そもそも、ナポレオンの新しい知見を得るより
ジョセフィーヌとの愛憎劇から内面を知る物語

描かれた内容の簡易年表

オープニング
ナレーションは"1789年フランス革命"
映像は、マリー・アントワネットの処刑
ギロチンにかかるのは、1793年

同年
トゥーロン攻囲戦

ロベス・ピエールによる恐怖政治
1794年
テルミドール9日のクーデター

エジプト遠征

総裁政府5人体制
1799年
ブリュメール18日のクーデター
ナポレオンが統領政府の第一統領・3人体制

1805年
戴冠式 皇帝就任

アウステルリッツの戦い

1807年
ティルジット条約

皇后ジョゼフィーヌと離別
(後継ぎが生めないと言う理由)

1810年
オーストリア皇女マリ・ルイーズと再婚

1812年
ロシア遠征
モスクワまで攻め込むが焦土作戦により
撤退を余儀なくされ敗戦の将となる

1814年
エルバ島へ流刑

ウィーン会議 王政復古

1815年
百日天下


皇后ジョセフィーヌとの愛憎劇を中心に
二人の心理描写がじっくりと描かれている

ナポレオンの政治や対外戦争
予告で煽られた
英雄か?悪魔か?判断する材料は皆無

個人的には
銀行設立やナポレオン法典等の内政と影響
対仏大同盟に対する外交としての防衛戦争
兵站や軍の組織化や戦略等 軍事における
天才と言われる所以が映像で見たかった

また
フランス ロベス・ピエール
 恐怖政治による絶対権力が見たかった

フランス タレーラン
 ウィーン会議の交渉力見たかった

イギリス ウェリントン公爵
 肖像画より、盛られてる印象

ロシア アレクサンドル一世
 ジョセフィーヌとの話に驚き


一番心躍ったのは戴冠式のシーン
既視感のある服装とイメージが重なって
有名なダヴィットの油彩画の構図になるのを
ワクワクしてたら、ちゃんとダヴィットいた!

後は、期待していたナポレオンEPとして
宿敵、ネルソン提督との海戦や有名な台詞
盛られているサン・ベルナール峠の絵
二角帽の横被り、腹に手を入れてるポーズ等
今に残る逸話に関するネタが欲しかったな
ゾロ

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