年末にやってる編集版大河ドラマみたいな映画だった。
悪くない、しかしリドスコならもっと！と思ってしまうのは贅沢か？
いつかどこかで見た歴史の内容が授業のように駆け足に語られる。
本作独自の解釈とかを期待したのにそういうのは特に無く。
唯一ナポレオンとジョゼフィーヌのなかなか濃厚な愛の日々が語られるのは興味深い。だが戦闘の合間の清涼剤的な感じでサラッとしてるのよサラッと。
戦闘シーンの迫力は凄い。
大画面から繰り出される砲撃シーンや馬の滑走、歩兵の行列等細かいディテールはさすが巨匠の采配。見応えある。
しかし、こちとらジョゼフィーヌとの切っても切れない愛憎悲喜交々な人間ドラマ部分をもっと深掘りして欲しかった。
もっとネットリ描けるでしょう！GUCCIや決闘裁判の時みたいに！
ホアキンを筆頭に役者の演技は間違いない。ただそれで映画が面白くなるかはまた別の話。
人間ナポレオン、普通の男ナポレオンのホアキンの演技がとても素晴らしかっただけに、それが映画の完成度に繋がっていないのが勿体なかった。
グラディエーターコンビに二度目のマジックは無かったの。
どうしたリドスコ？？
Appleに映画の完成時期急かされましたか？
