フランスについての映画なのに誰もフランス語を発さない映画。一体いくらかけて製作したの？と思ったら$200m(約300億)らしく、吹きそうになった。
マリーアントワネットの処刑シーンから始まるなかなかの衝撃作。ナポレオンの人間らしさを描きたかったのかな？妻ジョセフィーヌとの関係にかなり重点が置かれている。この時代の女性は、身分の高い家に生まれたとしても所詮は政治的手段、モノのようにしか扱われなくて辛い。離婚後にナポレオンが子供を連れてきたシーンはもう胸をえぐられるような思いで苦しかった。
まったく予習せず、こんなことあったな〜と思い出しながら見たけど、歴史にもう少し詳しかったらもっと面白かったと思う。逆に全く知らなかったらなかなか厳しいかも。
観賞後に色々調べて事実と異なる過度に脚色された部分を残念に思いつつ、個人的には、この映画観賞後からフランス革命前後の歴史に興味が出てきて勉強してるので、きっかけを与えてくれたことに感謝。
ジョセフィーヌ役のバネッサの美貌、ハスキーな声にうっとり。
ものすごく長いけど、なぜかもう一回見たい。
