映画全編通して一歩引いたところから観せられ、人間ドラマは、淡々とした感じなのに対して、戦闘シーンのスペクタル感は、とんでもない迫力で彩度を落とした冷たい映像が余計情け容赦の無さに磨きをかけていました。
ホアキン・フェニックス演じるナポレオンがただの英雄ではなく、とても人間臭いおじさんとして描かれているのが魅力的でした。特にジョゼフィーヌとの結婚初夜❤️は、2人の温度差にナポレオンが何だか可哀想になってきて笑えます😁
そんな二人の愛の形が物語の柱となっており、側から見るといびつで時代の流れに翻弄され一筋縄ではいかない愛でも、二人の間には確実に誰にも切ることのできない絆で結ばれているのが伝わってきました。
ただ、ストーリー展開がかなり駆け足気味でダイジェスト感が否めない作りとなっており、ナポレオンがどんな経緯で戦争をしているのかも描かれていないので、ナポレオンの事を知らずに観てしまうと『？？？？』となってしまうと思います。なので、ナポレオンの事をちょっと予習してから観る事をお勧めします。
予習してでも観るべき映画であり、映画館の大スクリーンで観る為の映画になっていると思います👍
