監督 リドリー・スコット(ハウス・オブ・グッチ)
英雄ナポレオンのあまり焦点を当てられることが無かった、実はナイーブなメンタル部分が主題。フランスへの愛と言いながらも、ナイーブが過ぎて自分勝手な行動をとり過ぎて、おかげで兵士がたくさん死んじゃった。
ナポレオンが何故英雄と称賛されているのかは周知の事実だから、今更語ることはないだろ?という監督の考えだと思うけど、そこまで知らない僕からすると、なんでナポレオンがカリスマになったのかが、わからな過ぎて、ちょっと置いてきぼり感を感じるんだ。
スコット監督らしい重厚な絵作りやスケールのデカさは素晴らしい。
今年の9月に僕はエジプトに行ったんだけど、スフィンクスやクフ王のピラミッドは、エジプトの太陽の照度も含めてリアルに描いていたんで、サブイボものだったんだ。
そして、じっくり見せる戦闘シーンも、かなり見ごたえあるんだけどね。
もともと270分あった作品を無理くり2時間半に編集して公開したみたいだから、なんか端折られているエピソードも多く感じて、アレ結局どうなった?ってなる箇所も、いくつかあるんだよ。
270分バージョンが配信で公開されたら観るかと言われれば、ちょっと長すぎて観る自信は無い。