ゆず塩

ナポレオンのゆず塩のネタバレレビュー・内容・結末

ナポレオン(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

【感想】
世界史全然知らなくて、Spotifyで“コテンラジオ”のフランス革命回を聞いたぐらいの知識。
といっても、貴族とかの特権が無くなったとか弱くなったとかの知識しか覚えてないけど(ダメダメだな)。
ロベスピエールが出てきたところは、「知ってる人出てきた!」って思ったけど。あと、ナポレオンがロシア遠征で大失態犯して、島流しにあうのとかは知ってた。その後はよく知らなかったから、ちょっとワクワクした。

政治的な状況(世界史って言えばいいのか?)はあまり説明されないで、単純に青年ナポレオンが年をとって亡くなるまでの物語でしたね。
ナポレオンのキャラクターがそんなに濃くないんですよね。いい意味でも悪い意味でも、地味で人間らしい。
ジョゼフィーヌに心を奪われて、浮気されて嫉妬したり、苦渋の選択で離婚したり、普通の人っぽい。物語としても基本的にジョゼフィーヌとの関係がメインでしたし。

ラストにナポレオンが指揮して死んでいった兵士の数が示される。そこが、「ナポレオンって本当に英雄だったの?」という問いを示してるのだろうけれど。メインがジョゼフィーヌとの人間ドラマに感じたから。死者の数を示されてもそんなに感じるところはなかったかも。もっと、英雄的なシーンが多かったらその問いかけは強かったかもね。でもその“問い”はおまけなのかな。
エルバ島から帰ってきた所とかは英雄っぽいシーンだけれど、そこぐらい? 戦いで英雄的な戦術を見せたのは……氷の上の戦い位かな。私はそこもそんな英雄感強く感じなかったけど。登場人物として、ナポレオンを英雄視する民衆がもっといたら違ったんだろうけどな。

ワーテルローの戦いって『レ・ミゼラブル』でしか聞いたことなかったので、やっとどんなものかイメージ出来ました。ワーテルローでナポレオン負けるんだね。それすら知らなかったよ。そんで、イギリスの戦い方に感心してしまった。あの四角い陣形って強いのですね。意外。
フランス軍は敵の増援が来る前に攻めるしかなかった、ってのはあるだろうけれど。無謀だったのかな。
ゆず塩

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