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ナポレオンのseapointのレビュー・感想・評価

ナポレオン(2023年製作の映画)
2.6
業績はたいして知らなくとも、名前だけは世界の大方知っているのではなかろうか。フランス革命頃から戦で名を挙げてきた。人生において、歴史において、幾つもの大戦を指揮し、時に軍隊の後ろからではなく自らも馬に乗って戦う。(R.スコットが描きたい映像てんこ盛り)しかし大砲やらも登場する時代。歩兵なんてホント「歩」。命落とすよなぁ。ナポレオンもよくも生き延びたものだ。
しかし昔は酷なことを当然のごとく行う。冒頭のM.アントワネットのさらし首は国民に見せつけられ、子が産めぬなら離縁され、戦に負ければ流刑。流刑は戦でのお役御免、愛する者に先立たれ、余生を静かに暮すには案外良かったのかも。

戦と並列して描くジョセフィーヌとの関係。言いたいことは言い合う。離婚前に彼女には愛人がいたが、夫婦を超えてソウルメイトだったな。死に際は見られなかったのは無念。しかしこういう関係はそうそうないので、それだけでも幸運。

にしても実際のナポレオンって小柄だったらしいが、ホアキンも小柄だね。ナポレオンの被る帽子(?)もよく似合っていた。信長も日本のイケメン俳優が演じることが多いが、彼もまた実物より凛々しく描かれていたかもね。(映画あるある)
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