1995年のラグビーワールドカップ南アフリカ大会(優勝:南アフリカ)を描いた作品。モーガン・フリーマンとマッド・デイモンということで観たのだけど、監督はクリント・イーストウッドだったのね。
スポーツの巻き起こす熱狂の力は計り知れない。私はサッカー命だけれど、サッカーのワールドカップは、厳しい状況である国ほど結果を出す傾向にあるという話がある。
イーストウッド監督作品にしては全体的なバランスがイマイチに感じた。でも、話の筋自体はとても良く、とてもイーストウッド作品らしい筋。
それなだけに、思い切ってネルソン・マンデラ大統領かボクス(南アフリカナショナルチーム)かどちらかにしぼった方が良かった気がする。
ただ、バランスは悪いが後半の盛り上がりは半端ない。ラグビーを見たことなどなくても胸熱となること間違いない。
実話だというのだから、当時、リアルにこの南アフリカ優勝に熱狂した人々の興奮たるや想像するにありあまる。
個人的には、決勝の行方を実況放送するカーラジオに耳を傾けるwest gateの警備員らしき白人と、決勝の様子が知りたくてたまらない黒人少年の80分の間の変化が決勝同様に胸熱だった。
それにしても、初めて見たオールブラックス(ニュージーランドナショナルチーム)の「Haka」は凄かった。マオリ族の戦いの踊りらしい。映画のHakaも強烈だったけれど、実際の映像を見たら映画よりも強烈だった。
ただ、けっこうな迫力ながらも
カエリッターイ に始まり、
ハァ〜 ガンバッテーガンバッテー イコー!
と空耳してしまい笑えた。
All Blacks vs France 2016 Haka
https://m.youtube.com/watch?v=ueoybsiLNAc