わ

インビクタス/負けざる者たちのわのレビュー・感想・評価

3.0
このタイミングでやっぱり観たくなっちゃいますよね、W杯。笑

南アの国旗があのタイミングで変わったのは知らなかったなあ。
94年にマンデラが大統領となり、
95年のW杯で初出場初開催初優勝(延長戦)という奇跡のような記録を出した時のお話。

ラグビーは白人のもの、黒人はサッカーをやると決まっていた時代、
スプリングボクスはアパルトヘイトの象徴だったんですね。

それをマンデラが逆手に取り、
人種関係なく国が一つになった象徴とするために
力を入れていたのは知りませんでした。

それをするためには彼が白人から受けてきた
ありとあらゆる迫害を赦す必要があったわけですが、
マット・デイモン演じるピナールが決勝戦前日に言ったように
30年も投獄されても、それでも赦せる心って
どんな心だろうと考えてしまいます。
マンデラは赦しこそが魂を自由にするという
信念を持っていたから為せた技ですが、、
信念を持つ重要性も痛感。
他人をもインスパイアできるもんなあ。
Where there is a will, there is a way.
(ちょっと違うか)

クリントイーストウッド主導かと思いきや
モーガンフリーマンが原作買い取った?んですね。


以下メモ

・主人公にリーダーとしての哲学を話すシーン
「リーダーとして、みんなにみんなの信じている以上の力を出してもらうために
どうやってインスパイアするかが重要で、
それが非常に難しい」
という話が印象的だった。
からの、
In order to build our nation, we must all exceed all our own expectations.
国を築き上げるには、誰もが持てる以上の力を発揮せねばならん
というセリフね。

・TVインタビューのシーン
嫌味を言ってきたレポーターに対しての返しが秀逸すぎた!

Reporter: Now it’s been said that you used to support any team that played against Springboks.
Mandela: Yes well, obviously that is no longer true. I’m 100% behind our boys. After all , if I cannot change when circumstances demand it, how can I expect others to?
変わるべき時に私自身が変わらないなら、
人々に変化を求められません。

『チャーチル』の”Those who never change their minds never change anything,”を思い出してしまった。
しかもそのあと流れた曲がcolour blind...
胸がアツくならないわけがない。

・決勝戦のチケットをメイドさんにもあげるシーン
あれ、お母さん、お嫁さん、私なのに4枚あるぞ?ってお父さんが言ったときに
メイドさんの方に家族みんなで笑顔で視線を向けるシーンは白人の意識の変化を如実に表してるなあと。

・飛行機のパイロットが決勝戦の行われるスタジアムに近づくシーン

“Good luck Bokke”ってずるいわ。


I thank whatever gods may be. For my unconquerable soul. I am the master of my fate. I am the captain of my soul.
わ