みかん

インビクタス/負けざる者たちのみかんのレビュー・感想・評価

3.5
1994年南アフリカ共和国。初の黒人大統領となったマンデラは、人種差別や経済格差が根深く残る国内をまとめるため、ラグビー代表チームの白人キャプテンとともにラグビーで国民の一致団結をはかり、奇跡の快進撃を起こしていったノンフィクション小説を基にした伝記ドラマ。

淡々としてるけど、爽やかで芯のある力強さが漲っていくような描き方。

イングランド戦での惨敗にチーム存続の危機、からの自国でのワールドカップ開催とラストの強豪・ニュージーランドとの決勝戦には手に汗握りました。

それまで国民の2割を占めるだけの白人によって軍や経済を支配されていた南アフリカ。

初の黒人大統領マンデラにより、国内の黒人の多くは新しい時代の到来を歓迎し、白人の作った文化や伝統を塗り変えようとする。

その一方で、白人は今まで差別してきた黒人達の反発を恐れ、国は分断の危機に。。。

そんな未来が見えない中での、マンデラの不屈の精神力とキャプテンのピナール率いるチームの熱戦には脱帽でした。2人の友情も素晴らしかったです。

マンデラが投獄中に心の支えにした詩『インビクタス』にはグッときました。

W杯ラグビーブームではにわかファンでしたがw、日本と対戦したり、見事優勝した南アフリカの、あの緑と金とスプリングボックのエンブレムのユニフォームの歴史を知れてよかったです。


★1995年。 27年間の投獄の後に黒人初の南アフリカ共和国の大統領となったマンデラは、依然として人種差別や経済格差が残っていることを痛感する。
ラグビーを通して、人々を団結させられると信じたマンデラは、南アフリカ代表のラグビーチームの立て直し図るが、、。
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