磯野マグロ

コーポ・ア・コーポの磯野マグロのレビュー・感想・評価

コーポ・ア・コーポ(2023年製作の映画)
3.0
【僕はおじさんじゃない】160

原作未見。でっくんと馬場ふみか目当てで鑑賞。「こいびとのみつけかた」で芋生悠に超振り回されていたふにゃふにゃマン倉悠貴が、粗雑な役を繊細に演じて印象に残る。
大阪のどこかにあるなぞのアパート「コーポ」に住む登場人物たちのオムニバスのようなつくりなんだけど、それぞれの話に微妙な接点があるように見えるのが、かえってなんだかよくわからない。たとえばさ、ユリちゃんと高橋さんは急に仲良しだったけど、あれは元々知り合いかなんかなの? わかんない。
よくわからないことが多くて、けっこうがんばって見てたんだけど、最後ウトウトしてしまった。
自分の生まれたところを見た、なぞの高校生がいい。草の上で転げ回るシーンがすばらしくキモかった。結果として、目当てで見に行った2人は、本領を発揮できていなかった。馬場ふみかは脱力系映画には向いてないかも。でっくんは異物だらけの映画に馴染んでいて(本人が異物だからなー)、彼の魅力である違和感を感じられなかった。
磯野マグロ

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