勉強不足なもので、手塚治虫ですらそんなに、というか『アドルフに告ぐ』しかし読んでないもので火の鳥という巨大な名前しか知らなかった。
なんか凄い観念的なものを見せられるんだろうな、と思っていたら爆速惑星移住からのコールドスリープからの新人類、銀河間飛行に文明滅亡と忙しないことこの上なかった。一つ一つの事象は結構面白いんだけど、全体の行動動機が死ぬ前に見たいとか、話を聞かずに子どものイヤイヤを通すだったり、独善的だったり我儘だったりなのでどうにもライドしづらいキャラクターたちであった。
宮沢りえは若返りもする役なのに演技が割と一定だし、イッセー尾形がオーバー気味で良いんだけどそれが全体のバランスからははみ出てるように聞こえるし、その結果浅沼さんも浮いてる。音響監督が悪いと思います。
…で、火の鳥って結局なんなん!?