幽斎

いけにえハウスの幽斎のレビュー・感想・評価

いけにえハウス(2018年製作の映画)
3.0
C級スリラー(ホラー)をレビューする、Scavenger第37界。原題「Ouija House」降霊の家。Ouijaと言えばアメリカでは普通Ouija boardを指し、日本のコックリさんの起源でも有る。AmazonPrimeVideoで0円鑑賞。

別な意味で安定のトランスワールドアソシエイツ配給。信じられないだろうが、アメリカでしっかり劇場公開。Box Officeを見ても完全に赤字、プロデューサーの誰かが夜逃げしても何の不思議も無い。Amazonの表記は2023だが大嘘つきで2018年と古く、スカベンジャーでお馴染み絶望のitn distributionが制作も関与。作品の内容はFilmarksのあらすじに隅から隅までずずいーっと書いてるので、私から申し上げる事は何もない。

2014年「Ouija」邦題「呪い襲い殺す」正攻法なホラーの佳作が有るが、ソレのパクリとは言わないが、本作も真面目なホラーを目指してるが、絶望的に95分が長く感じられ、配信のシークメーターも異様に遅く、0円で座禅でもするかの如く、映画を観てるのに「無」の境地に至るのは、私が京都人だから?。Ben Demaree監督は私が絶対見ない「シャークネード」等の撮影が主な仕事。本作で長編3作目だが絶望的に演出のセンスがナッシング。此処まで虚無感に襲われるのは別な意味で凄い。

凄いと言えば本作はスカベンジャーでもキャストは過去最高に豪華!。主演はハリウッド・スターMischa Barton。レビュー済「スプリー」今でも一線級で活躍する女優だが「ノッティングヒルの恋人」「シックス・センス」等、アメリカにはアイドル女優と言うセグメントは無いが今年で37歳。過去に飲酒運転で保護観察処分、出演予定の映画をバックレて30万$を請求される等、都落ちは否めない。共演Tara Reidも知名度は高く「ルール」「クルーエル・インテンションズ」アブノーマル・スリラーで一世を風靡した女優。彼女は更に一回り年上の47歳だが、字幕で「少女」と出た時は飲んでたペプシを吹き出しそうに(笑)。アマプラの字幕が出鱈目なのは今に始まった事でも無いが。

豪華キャストを活かせば、普通のB級ホラーには出来た。監督や脚本家志望の方には別な意味で良いサンプルかも。まぁ本作はMischa Barton歳の割には美脚だなぁとか、Mark Grossmanはイケメンだなぁとか、Grace Demarcoはエロかったなぁとか、Tara Reidは老けたなぁとか、キャスト目線で見るのが正しい鑑賞方法。Not Ratedなので女体盛りとオッパイも出るよ(笑)。

私ならコウするけどなぁ的な監督目線で見ると意外と楽しめるので、暇潰しに為るかも。
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