偶然に導かれながらブラジル人の酒場でおもしろ企画思いつくまでは感動的ですらあったのに、気づいたときには我々はとんでもない旅路に。飛び込むか飛び込まないかで喧嘩のカップルもたどり着けばのんびり日光浴、ボナヴァンチュールとプティ・ノノもパリに帰れば自分たちの会社を立ち上げ。ハチャメチャで行き当たりばったりで、興奮したり妙に冷静になったり後悔したり、それでも最後には事が丸くおさまったように思えて悪くなかったどころかむしろよかった気がしてしまうのは、バカンスだからとしかいいようがない。私にとってのロジエの映画は、人生におけるバカンスのようなもの
学生の時に観て大好きになったジャック・ロジエ、この夏の特集も当然通う気でいたけど、いざ行こうとしても楽しめなさそうな日ばっかりで、なんか私はつまらない人間になっちゃったなと少し落ち込んだけれど、ようやっと行けてやっぱり楽しくてロジエが大好きでよかったよかった。
