舞台の上で繰り広げられる小さな群像劇かと思いきや、舞台裏から劇場の外に飛び出し、フィナーレで起こるドタバタ劇へと引き込まれる。
本番で劇の全体像が見え、そこからクライマックスに向かってゆく構図が華やかで楽しい。
天才トラブルメーカーガストンがめちゃくちゃにした舞台を、フラメンコ仕込みのタップダンスで乗り切る主役、フィフィ
ブラボー!フィフィ!
まさにエンターテイナー、まさにエトワール!
ガストン劇場楽団の飛び入りギターも最高
"今日は満月だから勝てそうね"
"どうかな、月は気まぐれだからね"
こんな迷信も何だかロマンチック。
ガストンの劇団員たちが歌う"ボンボン"の歌に、仕事唄のような活力を感じる。
〜衣装語り〜
フィフィ
三つ編みハーフツインに黒リボンの髪型が可愛い。いつも赤いリップ
少女らしいコーディネートで、年増のフィフィのメイド姿もなぜか違和感なく見れる。
①白地ネイビーボーダーのゆるめニット
②舞台衣装のメイド服。フリルカチューシャ
③ボタン付きの黒ジャケット+プリーツミニスカート+ロングブーツ+スクエアバッグの全身ブラックコーデ
④舞台衣装の黒いウエディングドレス(蝶や花のビーズ刺繍、アバンギャルドなダメージがモードっぽい)。レースやロザリオを重ねたチョーカーが可愛い。