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パパラッツィ 2Kレストア
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パパラッツィ 2Kレストアの作品紹介

パパラッツィ 2Kレストアのあらすじ

1963年5月、ゴダール『軽蔑』の後半部分を占めるカプリ島での撮影現場を訪れたロジエは、そこで撮影したフッテージをもとに二本の短篇を製作する。 『パパラッツィ』では、ブリジット・バルドーを一目見ようと集まる群衆や、スクープ写真を狙うパパラッツィに焦点をあて、『軽蔑』を外側から捉えようとする。 『バルドー/ゴダール』では、作品の内側からゴダールの撮影美学に迫りながら、ロジエの作家性をも浮かび上がらせている。

パパラッツィ 2Kレストアの監督

原題
Paparazzi
製作年
1963年
製作国
フランス
上映時間
22分
ジャンル
ショートフィルム・短編

『パパラッツィ 2Kレストア』に投稿された感想・評価

開明獣

開明獣の感想・評価

5.0
バカンスコメディの大家、ジャック・ロジェのショート・ドキュメンタリー🎬ロジェ特集で、「アデュー・フィリピーヌ」と併映。

世界の映画界の異端児、ジャン・リュック・ゴダールが、当時のビューティー・アイコン、ブリッジット・バルドーを起用した映画、「軽蔑」の撮影に群がってくるパパラッツィたちを、パパラッツィした作品👀

ロジェは決してパパラッツィたちを糾弾してる訳ではない。だが、メディアというものが、必ずしも真実を伝えている訳ではないことを描いている。

情報を加工して売るのは、SNS全盛の現代では当たり前の行為になったが、そこにあるのは、造られた情報が多いことに気づくべきだ。

そんなメッセージ性がありながらも、映像はスタイリッシュで洗練されていて、後のロジェの片鱗を魅せてくれる。
netfilms

netfilmsの感想・評価

3.7
 1963年5月17日夕方5時頃、撮影隊はイタリアにあるカプリ島に到着する。ナポリでカプリ行きの船に乗り南へ約30km、断崖絶壁に囲まれたカプリ島ではジャン=リュック・ゴダールによる『軽蔑』の撮影が行われていた。女優カミーユ(ブリジット・バルドー)と脚本家のポール・ジャヴァル(ミシェル・ピコリ)の夫婦がフリッツ・ラングと撮影現場でことごとく意見が食い違い、夜は映画プロデューサーのジェレミー・プロコシュ(ジャック・パランス)の別荘に泊まった中盤の核となる場面は、フランスから遠く離れたこの地で撮影された。一説には小説家クルツィオ・マラパルテ所有の別荘だったという。ゴツゴツとした岩山のある断崖絶壁へは海から入る陸路は一箇所しかなく、ゴダールはカラビニエの将校に賄賂を送り、撮影中の野次馬の侵入を一切遮断している。若き日のジャン=リュック・ゴダール、ラウール・クタール、ジャック・パランス、ミシェル・ピコリ、ジョルジア・モルの姿も感動的だが、好奇の目は彼らを素通りし、ただひたすら1人の女に注がれる。彼女こそはブリジット・バルドー、通称べべ(BB)。ブロンドの髪を振り乱しながら、強い日差しから目を守るようにサングラスをかけた女は、ゴダール達よりも一歩遅れて、現場に入る。元夫バディムの『素直な悪女』で一躍ヨーロッパ中のセックス・シンボルとなった彼女はルイ・マルの『私生活』でヌーヴェルヴァーグ世代の映画への出演を果たすと、時代の寵児だったジャン=リュック・ゴダールから遂に声がかかる。

 映画はまさに絶頂期のブリジット・バルドーを被写体とする。聡明な顔立ちとグラマラスなボディ、ブロンドの髪はイタリア人男性にとっては、エッフェル塔や凱旋門よりも興味を惹きつけてやまない。彼女の行くところには常に「Paparazzi」が金魚のフンのように付いて回る。どこから断崖絶壁によじ登ったのかは定かではないが、ゴツゴツした岩山からは大砲のように無数の望遠レンズが伸びる。べべのビキニ写真、少しでもアップで撮れれば御の字で、愛犬と触れ合う場面が撮れればなお良い。だが彼らが50m以上接近することは許されない。彼らは自分たちの身を危険に晒しても欲望の対象であるべべにカメラを向けるのだが、背景に観光客が入っただけで激昂する若き日の血気盛んだったジャン=リュック・ゴダールの姿。現場で集中力を切らすのを最も嫌うものの、スター女優だったブリジット・バルドーを起用したことから生まれる功罪。やがて我慢の限界に達したジャン=リュック・ゴダールはカラビニエの将校を通訳にして、「パパラッツィ」たちとの直接交渉を試みる。べべが表紙を飾ったファッション誌の苛烈なモンタージュ。BBの文字は白黒に点滅しながら、サブリミナル効果のようなショッキングな映像で畳み掛ける。映画はラウール・クタールのカメラだけがブリジット・バルドーの姿を独占しながらも、当時ジャン=リュック・ゴダールと良好な関係を築いていたジャック・ロジエとモーリス・ペリモンのカメラもフレームの邪魔にならない程度に、ブリジット・バルドーの艶かしい姿を撮影することが許されている。

 だがジャック・ロジエのカメラはブリジット・バルドーの美しさを至近距離からほとんど撮っていない。真に魅力的なショットは、ブリジット・バルドーがロジエのカメラに気付き、静かに微笑みを浮かべた1ショットだけである。それ以外のショットは、彼女のビキニ姿のプリケツを申し訳なさそうにロング・ショットで映す。ジャック・ロジエの被写体との距離はラウール・クタールほど贅沢ではなく、どちらかと言えば狂信的な「パパラッツィ」との距離に近い。ロジエが大スターであるブリジット・バルドーに意図的に求めたのは、彼女がブロンドの髪を振り乱しながら、振り返る僅か1ショットのみであるが、その数秒のショットをロジエは「パパラッツィ」のアップで彼女の美貌を撮りたいという欲求に近付けるために、わざわざ同じショットを何度も効果的に繋ぐ。その素晴らしく才気溢れる編集は、「パパラッツィ」の欲望とセックス・シンボルだったブリジット・バルドーとの絶望的な距離感を混濁させ、あたかも大女優の姿を男達の羨望の眼差しと共に大胆に据える。ショッキングな編集はフィルムに官能的な雰囲気さえ漂わせる。今作は現代では「パパラッチ」と呼ばれるカメラマンたちの語源となった「パパラッツィ」(Paparazzi)たちの姿を世界で初めて据えた記念碑的作品であり、被写体を監視し、盗撮することを大胆に風刺した一品に他ならない。ドキュメンタリー作品は常に被写体との距離が試される。ジャック・ロジエはブリジット・バルドーと「パパラッツィ」たちの思いの間で板挟みに遭いながら、あたかも正しいポジションからブリジット・バルドーを眺めている。
leyla

leylaの感想・評価

3.0
『アデュー・フィリピーヌ』と併映。

ゴダールの『軽蔑』の撮影風景を捉え、パパラッチの様子を映す短編ドキュメンタリー。

BBの当時の人気ぶりがすごかった。
BBはやっぱり可愛い。みんなのアイドル♡

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