みちゃまる

ルー、パリで生まれた猫のみちゃまるのレビュー・感想・評価

ルー、パリで生まれた猫(2023年製作の映画)
4.2
屋根裏で生まれた子猫。クレムという少女に保護され、ルーと名付けられる。
クレムの両親は不仲であり、ルーはクレムにとって癒やしの存在となった。日毎に成長するルー。クレムの成長よりも早く、ルーは大人になっていく…。
猫と少女のほのぼのとした日常映画かと思いきや、現実の厳しさを突きつけられた。
ルーををはじめとした動物たちはとても可愛いが、森の中で犬と暮らす「魔女」と呼ばれる女性が、綺麗事だけでは生きられない現実の厳しさをクレムに教えてくれる。
自然の中で生きる過酷さや生命のあり方についてひしひしと考えさせられ、思いがけず泣いてしまった。
もちろん猫のゴロゴロ音を映画館の音響で聞ける幸せも味わえます。猫好きにはたまらない。
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