たむたむ

ルー、パリで生まれた猫のたむたむのレビュー・感想・評価

ルー、パリで生まれた猫(2023年製作の映画)
3.6
【大人になるということ】

両親の不仲に悩む少女・クレムと、自宅屋根裏で生まれたキジトラ猫・ルーの成長を描いたドラマ。

冒頭から、喉をグルグル鳴らす子猫たちの姿が悶絶級の可愛さ!癒されまくりでキュン死寸前♡
愛すべきニャンコムービーですが、犬や猪(ウリ坊)、梟など森の生き物も登場して来るので、動物好きさんなら楽しめること間違いなし。
私的には頬が緩みっぱなしの83分でした(´﹀`)

森で独り暮らす老女マドレーヌとの出会いが、クレムにとって大きな転機だったんでしょうね。
彼女から生き物の本能や自然の摂理を学びながら、大人へと成長してゆくクレムの姿を、ルーの姿と重ね合わせながら描かれてゆきます。

猫好きさんたちの反感を買いそうなシーンが、幾つかあったのは気になったな…(^^;;

少し目を離した隙に玄関から外へ飛び出して行ってしまったり、足元に戯れてきたり…ルーの愛らしい仕草は我が家のニャンコの小さい頃を見ているようで、懐かしくなってしまう。猫を飼った事がある方には、あるあるが詰まってるはず。
特に、給餌機と格闘するシーンにはニヤリ。

ちなみにETのオマージュシーンも( ≖͈́ ·̫̮ ≖͈̀ )

入場特典でポストカードをゲット♪
杖をついたヨボヨボのオジイちゃんが、係員に誘導されながら観に来ていたのにはビビりました(笑)老体にムチ打ってまで観たかったのね…w
きっと場内は猫好きさんばかりだったんだろうなぁ。
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