2023年3月にジャーナリストの田原総一朗と小泉純一郎・元総理の対談をもとに、日本の原発事情の問題点をあぶりだした「放送不可能。」の早くも第2弾作品。今回はニュースにも一時期なった2015～2016年の安倍政権時代に、高市早苗元・総務大臣が内閣府の指示で行ったとされる放送法の解釈変更問題の内実に迫った内容。これも当時不思議だったのが、解釈変更が正しかったのか否かということより、この解釈変更が実際に行われたのかという真実と、結局行政の長である内閣がどのような立場をとっているかの顛末があまり報道されなかったこと。安倍政権下での森友学園問題や桜を見る会問題でもそうですが、問題が何か発覚し、野党を中心に追及するのはいいんですが、それが結局最後はどうなったのかを総括しないところ。これが政治家的には終わっているとか、終わっていない論争になってしまって、結局問題の本質が何で、どうなったのかをうやむやにしてしまっている（もしくは解決しているんだけど、国民にきちんと明示しない）こと自体が、日本の政治が抱える大きな問題なのではないかと思います。
（続きは、https://note.com/yen_do/n/n6fc66fbd217b）
