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夢みる校長先生 子どもファーストな公立学校の作り方のnanaのレビュー・感想・評価

3.5

良かった〜😊
実在する学校のエンタメドキュメンタリー。

公立義務教育の多様化。

国連ユニセフの「国際子ども基本法」にならい、日本でも2023年に「子ども基本法」が制定され多種多様な公立学校が増え始めました。

「学校が楽しい場に」
生徒ファーストの自主性を目指す。

授業を臨機応変に理科からヤギの授業にしたり、校則ゼロで自由に生徒の個性を活かしたり。
通知表は意味が無い、と廃止する学校や校長室を廃止した校長先生も👨
今は色んな公立学校がある事を知りました。

冒頭のヤギ🐐のストレスを減らすブラッシングのシーンに感動して思わず涙が💧

冷たい瓶に入った牛乳が支給される学校と「今日は乳が冷たい!」とヤギの体調を気遣う生徒の学校🏫
どちらが完全に正解かは解らないけれど“人間らしさ、優しさ”が育まれるのはきっと後者の教育でしょう。

中学校に入学するも、ここに転校しなければ不登校や引きこもりになっていた、と自ら言う生徒さんが今では教師を目指していらっしゃるというのも素晴らしいと思いました。

複数の学校のドキュメンタリーですが、どの先生も表情が輝いている✨✨

ホッコリほのぼの☺️
この学校に通学するために学区を変更する保護者さんもいて家族円満笑顔いっぱい👪

考え方はいろいろだけれど、偏差値だけ高くて人間的な部分が欠落した大人が増えている中、人間性や協調性、命の大切さを教える学校教育の尊さを教えて頂きました。


~~~~~舞台挨拶&トークショー~~~~~


オオタヴィン監督
公立でもこういう学校がある。
成績も悪い劣等生でも銀座で小泉さんと舞台挨拶が出来る。夢を持ちましょう。
文科省は狭くて堅いイメージだが違う。
40代くらいで校長先生になってもいいと思う。


小泉今日子さん
沢山の若い人達の悩みを聞く事が多いけど、世界って広いんだよ〜って言っているけど、この映画に詰まっている。
世界が広がると自分の悩みや後悔がちっちゃくなる。
小学生の頃、先生に靴下を褒められた事がとても嬉しかった。
早く社会に出たけど変わった人が多くて凄い良かった。


前川喜平さん(元文部省化学事務次官)
最初に作った時よりも手を加えられてどんどん変わっていく。
ここに出てくる校長先生は苦しい思いをしながら自由を手に入れている。
文部省の事務次官を38年間をやって来た。教員自身を息苦しくする余計な事もあった。


小泉今日子さんとハイタッチ🙌
コロナでこういう機会が無かったので、久しぶりのキャストさんとの✋を合わせるコミュニケーションに感動しました😊
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