Kazumi

ジョー・ブラックをよろしくのKazumiのレビュー・感想・評価

3.0
いきなりジャマイカ現地語で話し始めたり、神秘の肉付けは充分。
こういう時のブラピはヴァンパイアと同等に人外役が良くお似合い。

ロマンティックに誤魔化されてるけど、コーヒーショップの男の肉体は無傷なのか?とか、橋を渡ったビルはどうなったの?とか。
暗い庭に消えていく死神とビル、電飾と花火に照らされる海辺へ向かうコーヒーショップの男とスーザンは、美しい映像の対比のようだけど。
細かいこと考えるとお笑いだなぁと考える無粋な私がいる。
富豪が自宅の庭で倒れてて直前まで一緒にいた男がいて…って言い逃れし難い。

別れはGood night,sister に合わせてGood night ,brother が私の理想…。
原作どうなってるか知らないけど。

2時間経ったくらいがピークだった。

ビルが語る言葉の哲学や、その身に担保される重厚さは心底落ち着く。
受け止め手に痒い思いをさせない皺深き人生がビルとアンソニー・ホプキンスにはある。

世の中がほっとかないイケメンが童貞…もとい、無垢な役をやってるってところに興奮を求める映画かな。
他の出演作だったら即座に齧りつくようなキスをする所を、何をモタモタしているのか。初心か。
R15に納得。
Kazumi

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