yamak

ジョー・ブラックをよろしくのyamakのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

古き良き恋愛ものと思いきや、男が死神に体を乗っ取られ、その日の朝に良い仲になった女性はそれに気づかずに恋に落ちるという、一癖あるストーリーだった。
近く死ぬ運命にあるビルが、娘のスーザンのためを思いジョーとの恋を禁止するが、最後は自分たちで決めさせたのはグッときた。花火を見ながら涙するジョーも良かった。
ジョー・ブラックとして初めて人間の世界に暮らすことになった死神が、戸惑いながら生活していく様子を演じるのはブラッド・ピットだが、ときに滑稽で笑ってしまった。カフェでスーザンと出会ったときに慣れた様子で口説く様子と、ジョー・ブラックとして会ってからの初々しい様子の演じ分けは見事だった。
ビル亡き後の様子が描かれず気にはなったが、あえて想像に任せるということでこれはこれで良かったと思う。3時間という長さは感じない作品だった。
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