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ジョー・ブラックをよろしくの鑑賞者のネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

これNTR作品やんけ!って思いながら観てました。だって、ジョー・ブラックが乗り移った身体の持ち主(以下青年A)がもともとはスーザンとデキてたわけで。そのあとにその手柄を掻っ攫うかのようにジョーとスーザンが引っ付いちゃってさ。ましてや身体は同一だからスーザンは最後のシーンにくるまで気付かない。これは特殊詐欺型NTR。
で、青年Aが身体の座を取り戻してスーザンと結ばれるわけだけど、ここまでの親密度を築き上げたのは偏にジョーの方でしょ?なんだこの超進化系のNTRは。(当方はNTR専攻ではないので、こんなのは序の口NTRでしたらごめんなさい。)
というNTR話は置いときまして……。生や愛についての(新しくはないが)重要な洞察もたくさんあって良かった。「死(死神)」が人間に「生」を教わるという構造がおもしろい。論理的には「生」だけでなく「死」も教わる必要があると思うけどね。だって死神本人は死なないから。でも誰も「死」を教えることはできないだろう。だって死んだら教えようがないから。
とか、いろいろ考えるネタになりそう。
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