ナツミオ

恋人たちの予感のナツミオのレビュー・感想・評価

恋人たちの予感(1989年製作の映画)
4.1
NHK-BSプレミアムシネマ
録画鑑賞

『男女間の友情は成り立つのか?』

ロマンティック・コメディの名作。メグ・ライアンを一気にスターへ押し上げた作品

1989年米作品
監督 ロブ・ライナー
脚本 ノーラ・エフロン
音楽 ハリー・コニック・ジュニア
出演 ビリー・クリスタル メグ・ライアン キャリー・フィッシャー
ブルーノ・カービー

知り合って11年間、友人として付き合ったハリー(ビリー・クリスタル)とサリー(メグ・ライアン)。最初はお互いに険悪ムードで始まり、その後ニューヨークでお互い別の恋人、破局・結婚・離婚を経て長年友人として付き合っていく二人だが・・・

元彼の結婚を知りショックを受けたサリーがハリーに慰めてもらおうと呼び出した所から二人の距離が変化していく・・・

メグ・ライアン当時28才!
光輝くオーラを発散、魅力爆発‼️

二人の会話を通じて、微妙に変化していくところが楽しめる。


以下、ネタバレあり

デリカテッセンで昼食を採る二人が、過去の恋人とのSEXで演技をするしない、からのサリーの熱演が笑う‼️
周りが静まりかえり、隣のお母さんも思わず「同じものを」注文するのは爆笑‼️
このお母さんは、ライナー監督の実母で、後に監督自身、気まづい雰囲気と語る名シーン。

好きなシーンで、
過去の名作が2作登場。

ヒッチコックの『バルカン超特急』は、二人の会話内で登場。
主人公の女性を助ける彼氏は最初は、嫌な奴。の会話。

ボギーの『カサブランカ』は、二人がそれぞれの部屋で電話しながら鑑賞する場面。
最後のボギーと警察署長の名台詞が飛び出す。

話の中でところどころ、実際の熟年夫婦数組が相手との出会いが語られ、最後に伏線回収も。

終盤流れるシナトラの『It had to be you』の歌詞にハリーの想いを乗せるシーンがいい‼️
“君こそ僕が求める女(ひと)
君こそ僕の恋人
方々をさまよい、やっと見つけた求め続けた女を
彼女の言葉で僕は笑い
彼女の言葉で僕は泣く・・・”

『一日の最後におしゃべりしたいのは君だ!
残る一生を誰かと過ごしたいと思ったら、
早く始める方がいいだろう!』


クリスマスに愛する人と観たい作品。

AFI名セリフベスト100選出第33位
I'll have what she's having.
(「彼女と同じ物を」)

AFI喜劇映画ベスト100(AFI's 100 Years...100 Laughs)第23位に選出

AFI情熱的な映画ベスト100(2002)の第25位に選出
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