藤原直樹

恋人たちの予感の藤原直樹のレビュー・感想・評価

恋人たちの予感(1989年製作の映画)
3.7
「シュアシング」や「スタンド·バイ·ミー」で知られるロブ·ライナー監督作。
ロマコメを得意とするノーラ·エフロンが脚本を担当。
そしてロマコメの女王メグ·ライアンとビリー·クリスタル共演ときたら面白くないわけがない。

ストーリーは極めて王道だが、現代のラブコメディーでは最高の出来栄え。
陰気でシニカルなのに意外と繊細なビリー·クリスタルと几帳面で頑固なメグ·ライアン。
二人のキャラクター像が素晴らしい。
お互い自分に素直になれない二人の姿がこれまたなんとも歯痒い。

時折挟まれる老夫婦のインタビュー映像が良い味を出している。
皆様々な出会い方をしているのだけど、一つ確かなのは何十年経っても一緒に寄り添っているってこと。

「カサブランカ」の引用がまた良い。
藤原直樹

藤原直樹