Tラモーン

更けるころのTラモーンのレビュー・感想・評価

更けるころ(年製作の映画)
3.7
夜の喫煙所でたまたま一緒になった男女のほんの少しの時間の会話劇。

"サヨナラの質を上げて帰りたいんです"

そこまで期待してなかったけどめちゃくちゃよかった。15分っていう長さが、本当に見知らぬ人と一緒になってなんとなく交わす会話って感じでリアルだった。
ちょっと可笑しなこと言っちゃったり、わけわかんない反応しちゃったり、微妙にクサイこと言えるのも初対面だからこそな感じがした。

"すいません、もっかいいいですか"
"嫌です"

定点かと思いきや、数パターンの画角があって、その切り替えが2人の距離感や空気感の切り替わりとリンクしてるような気がしてよかったな。

時折ハッとするようなフレーズや、意味わかんなくて笑えるようなフレーズがあって、それが展開の波になっててよかった。

"副校長と無人島?"
Tラモーン

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