千里夜行

身代わり忠臣蔵の千里夜行のネタバレレビュー・内容・結末

身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

自分的には、忠臣蔵のイフストーリー、と呼ぶのがしっくりくる作品でした。
「浅野内匠頭が吉良を斬りつけて、切腹させられる」「浅野の家臣が仇討ちの討ち入りをする」、この点をそのままに、ここまで大笑いさせてくれるとは。お見事な物語と演出でした。

吉良(偽)と大石の奇妙な友情や、吉良(偽)の自己の存在意義に関する悩みが、最初から最後まで物語に筋を通していて、単なるギャグでない物語になっていたし、エンディングも綺麗な幕引きになっていたのも素晴らしい。

一点、討ち入り後の首の奪い合いシーンだけは、死人への扱いがちとふざけ過ぎに感じて、ちと笑えなかった。
千里夜行

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