Ran

きのう生まれたわけじゃないのRanのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

最初の入り、映画館だからこその暗闇の中、音声から入る演出にはじめから掴まれた。
そうした意味では視覚表現以外にも色んな要素が豊富に含蓄されていたように思う。手話の挿入、字幕のみの会話の返答。

映像自体も良い。視覚的な意味ではもう1人の自分が見えてしまう点以外は現実にも起こりうる決してフィクションではないものなのにそれがフィクションでしかあり得ないと感じる不思議。作る状況次第で現実にも虚構を作り出せる映画的表現だと思った。

台詞はイタリア式本読み的な印象を受けた。
個人的には好きな作風。
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