直前までノーマークでしたが、今年ベストかも知れません。
ある男では窪田正孝
アンダーカレントでは瑛太
嘘を愛する女では高橋一生
最近の邦画界隈は相手が突然失踪、またはあんた誰だったの系ブーム。
と思ってましたが、そんなしょうもないジョークは鑑賞して数十分でかき消されました。
プロポーズをした翌日に突然姿を消した恋人市子(杉咲花)の行方を追う長谷川(若葉竜也)。
過去と現在
時系列を前後しながら、市子が関わってきた人たちの主観を元に展開するミステリードラマ。
そのため、市子の心理や思考はわからない構成。
これが上手い。
この手のいわゆる良い奴の役が上手い若葉竜也
邦画の名バイプレイヤー宇野祥平
共演陣も磐石ながら、やはりブッチギリの存在感だったのは杉咲花。
陽 陰の使い分け
行き場のない感情を内に秘めた演技
おまけに関西弁が上手い(少なくてもボクは関西出身なんだと思いながら観てましたが東京都出身みたいです)
自分的2023年最優秀主演女優賞
本当の部分の闇も光も本人しかわからない
今までボクが会ってきたたくさんの人たちの中でも、闇の部分をひた隠しにして過ごしていた方がいたのかと思うと何とも言えない気持ちになりました。
再び市子に会ったら、
「とりあえず抱きしめたい」
そうだよなぁ、長谷川、、、(´;ω;`)
そして、ラストの市子の独白に涙、、、( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)
流行りのミュージシャンの余計な主題歌がなく、杉咲花の口ずさむメロディからはいるエンドクレジットも、考えさせられる作品が大好きなボクとしては高ポイント。
明るい暗いに関わらず、良い映画を観た後の何とも言えない高揚感、久しぶりに味わいました。
最後に。
レビューが暗くなってしまったので、これだけは言わせてください。
出てくる女性(杉咲花 中村ゆり 中田青渚 石川瑠華 )みんな好きです❤︎(⑉• •⑉)笑