ankyh321

市子のankyh321のネタバレレビュー・内容・結末

市子(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

『川辺市子のために』というタイトルで再演もあった舞台の映画化。
市子役の杉咲花がとてもよかったです。
現在の市子は、冒頭から失踪してしまっているので、殆どは子供時代や行方を探している刑事と恋人(若葉竜也)の聞き込みで分かる過去の市子。
調べていくうちに、謎が解明されていく。
結局は母子家庭で母は水商売。ヤングケアラーのように病気の妹の介護をしつつ、未必の故意で妹を殺してしまい、その事実を隠蔽して、妹になりすまして月子として生きていく。
誰にも言えない、罪を抱えながら、『幸せになる資格などないんだ』と思って姿をくらましたのであろう、心情が伝わりました。
映画しか見てないから、舞台を見たことがある人はどんな風に感じたのだろうか?と、気になります。
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