鹿shika

市子の鹿shikaのレビュー・感想・評価

市子(2023年製作の映画)
4.1
プロポーズした幸せの絶頂、婚約者の市子が姿を消してしまう。警察も動き始め、市子について聞かれるが自分は彼女の出身地も友達も知らない。彼女に何があったのか、そして彼女が失踪した理由とは

上司に絶対見に行ってほしいって言われたいからオールしたその足で朝9時から行ってきましたけどね、

朝9時にしては中々重かったし、あと最後ちょろっと泣いちゃった。そしてエンドロールでもう少し泣いちゃった

これは泣かんわ、って思ってたけど、ラストの市子のラブレターが無理、、、
気がついたら涙流れてたわ

童謡の「虹」が良すぎる。母親が口ずさんだ虹が、
母親も市子も、自分のために歌ってるというのが伝わってきて、自分のために歌う曲って私弱いのよ、、

そして市子の過去がエグすぎ。
こんなの生きていられない。
幸せを感じることがこんなにも辛いと思わせる脚本がエグい。
「幸せになってもいいんだよ」って簡単に言えないの。

そして新宿の帰り道で自分も「虹」を口ずさんでみたんだけどな、
まずこの映画はところどころで「虹」が出てくることに気づくのだよ。
それも重要なシーンでだ。

自分が帰り道に口ずさんだ時に初めの歌詞が「庭のシャベルが1日濡れて〜」って歌詞なのを気づいて
あの雨のシーンすげーなって思ったから、見る人は注目して見てほしい。

そしてこれ原作が戯曲なんだけど、それ見たくなった。
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