失踪した市子。
証言する人によって見え方や人物像が変わる女性。
次第に明かされるどす黒い一面とともに、浮かびあがる悲しい過去。
1人の女性の様々な顔を演じた杉咲花は本当に凄かったと思います。
市子の少女時代を演じた子役の子も上手でした。
あえてそういう演出なのかなと思うのですが、作品に対してエンターテイメント要素を極力排除しているのでこの手のジャンルが好きな人でも人によっては、モヤモヤしてしまうかもしれません。
物語の重要人物である森永悠希や若葉竜也もその役割をしっかり果たしていたと思います。
余白を感じるエンドロール大好きでした。