2024年1本目 ▷劇場
鼻歌から始まる邦画はもういいよ、などと思いながら觀はじめてしまった。
あの鼻歌の加減で主人公の何となく浮世離れした危うさを感じさせられる。
正直、婚約した後に恋人が失踪するなんてもはやありきたりだよなあなんて嫌な考えを持ってたけど、冒頭に市子がぼろぼろ涙を流すシーンで、この子の過去に何があったんだろうと興味を持てた。杉咲花すごい。
結末はプツッとフワッとしていた。でも何があったかは大体想像できて、救いがあるのかなと、どうやったら市子は幸せになれるのかなと考えた。
この苦しみの原因て、誰が物凄く悪いとかそうゆうことじゃない気もして、でもやっぱり大人が悪いんだと思う。それで市子も大人になった。
わからなかったのがケーキ屋さんはどうなったのかというところ。ちゃんと時系列追ってたら分かったのかな?
来るな…と思ってたエンドロールが流れてきた時、市子の存在について考えて思考が停止した。